たんたんと。

【書評】シンプルを極める(ドミニック・ローホー氏)を読んだよ

皆さん、こんにちは!

たんたんとブログにあふれ出る思いをしたためています、Nahです。

 

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今回のテーマ

 

シンプルを極める(ドミニック・ローホー氏)のレビューを書いてみます。

  

筆者(ドミニック・ローホー氏)

 

フランス生まれフランス育ち。

1年間フランス語教師をした後、複数の大学で教鞭をとる。

日本在住歴30年。

ヨーガ、墨絵、禅、中国茶…多方面で人生を深めている。

彼女が最も大事にしている価値観:自由、美、調和

前著「シンプルに生きる」がベストセラー

 

どんな書籍?

 

「何を、どう捨てるのか実践編」とのこと。

余分なモノを捨て、心に何も無い空間を作る…

 いわゆるシンプルライフのすすめ、ですが、

先述のとおり、さまざまな文化活動にいそしんでいらっしゃるからか、

文学的・文化的要素を持ち合わせている書籍です。

 

手にとった理由

 

ミニマリストシンプルライフ・断捨離関係の書籍はNahの大好物です。

 

構成

 

第一章

モノを排除するための妙薬

第二章

身辺整理、事始め

第三章

いざ、実践!

 

といった全三章で構成

 

所感

 

単なる物の捨て方とかの書籍ではないです。

物を捨てる哲学とかシンプルな思考にもふれてあり、

示唆でも自己啓発でもなく、シンプルで美しい文章で記されています。

 

随所ポイントに応じた俳句や偉人や経験者のお言葉が書いてあり、

文学のような内容にもなっています。

 

内容もぎっしりとしていて味わい深い一冊。

 

ピックアップ

 

常日頃、「シンプル」を意識しているため、

書籍をとおしてなにか目新しいことに出会うことは少ないです。

(実践できていないけど)

 

好きだったポイントをピックアップ

 

〇貧しさ、金銭の欠如より感情の欠如

「幸せな生涯を送るために必要なモノは

ほんの僅かであることを常に覚えていてください」

マルクス・アウレリウス 独語録 

 

〇禅の精神、それは思ったことを行為で裏付けること

『何が一番時間とエネルギーを浪費しているのでしょう?

それは物事を行わずに、後へ後へと引き延ばしていることなのです(中略)

少ない持ち物で幸せになることを学ぶのではないのです。

むしろ、その生き方が幸せを招くのです。』

 

〇考慮時間を必要とする決断

「シンプルに生きることは徐々に会得していく審美眼である。

自由になるため放たれた人間は、本能的に生き方を複雑にするものである。」

―カサリーン・フラートン・ゲロルド

 

結論

 

ここ最近この手の書籍増えてきましたが、

そういったジャンルがお好きな方はお好きだと思います。

 

俳句や偉人のお言葉が引用されてあったり、

物をためこむ症状を抱える方の傾向であったりと

割と読み応えのある書籍ですね。

少し読むのに時間がかかりました。

 

それでは!